Web小説『バイザーフォース』公開記念 スぺシャル対談
汎用ヒト型可動骨格「ラグナロイド」のクラウドファンディングが成功し、多くの模型ファンの関心を集めるロボマニアックス。そのロボマニアックスが新規のオリジナルコンテンツとして手掛けるWeb小説『バイザーフォース』とは?
本作で初のタッグを組んだ小説家・神野オキナとロボマニアックス代表・青田直也の2人が『バイザーフォース』の裏側について熱く語ります!
― お二人とも、本日はよろしくお願いいたします。
神野・青田 よろしくお願いします。
― 早速ですが、Web小説『バイザーフォース』がどういう経緯で生まれたのか、というところからお聞かせください。
青田 はい。ロボマニアックスは「世界中のオリロボ(オリジナルロボット)を模型化する」というミッションを掲げていまして、ロボット模型の素体となる「ラグナロイド」という製品を開発、販売をしているのですが、自分たちが著作権を持つオリロボがあるといろいろと開発がしやすいということと、あとは製品を販売する上でも「ストーリー」があったほうがお客様の興味や関心を引きやすいということで「じゃあロボットが活躍する小説を書いてもらおう!」という話になりました。前編、中編、後編の3部構成になっていまして、今noteのほうで前編が読めるようになっています。
― ノベライズ企画はいつ頃始まったのでしょうか?
青田 2018年の夏ごろに、私から神野さんにオファーしました。ロボマニアックスの創業当初から製品のプロモーションにはストーリーが必要だと感じていたので、なるべく早くやりたいと思っていました。
― 神野さんにオファーをしたのはどういうきっかけからですか?
青田 ロボマニアックスは沖縄のホビーブランドなので、小説を書いてもらうなら沖縄に由来のある方がいいなと思っていました。ちょうどその頃に神野さんが書かれた『カミカゼの邦』が話題になっていて、読んでみたらスゴイわけですよ。文章の勢いとか、セリフ回しの爽快感とか、緻密な武器の描写とか。もう、この人しかいないと思ってすぐ連絡しました。ただ、最初のオファーはNGだったんですよ。
― NG?それはどういう理由でお断りしたんですか?
神野 『カミカゼの邦』というのは渾身の作品で、書き上げて2年近く虚脱状態にあったというのと、こういうノベライズ系のお仕事でその前にかなり振り回されて、結局仕事として成立しなかったというのが連続して、怖じ気づいていた、というのがあります。
青田 それで、しばらくノベライズの件はストップしてたんですが、1年半くらい経ったころにTwitterか何かで神野さんをお見掛けして、改めて再オファーをしたところ幸運にも引き受けていただけました。
― 2度目のオファーをOKしたのは、どういう理由だったのですか?
神野 ようやく『カミカゼの邦』ダメージから抜けて、また二度もオファーして下さるなら、とようやく決意がついた、ということでしょうか。
― ロボマニアックスが原案を担当して、神野さんが執筆を担当したということですが、作業の分担についてもう少し詳しく教えてください。
青田 ロボマニアックスの方で大まかな世界観とバイザーのメカ設定を決めて、あとは神野さんにお任せしました。
神野 青田さんからバイザーに関する基本的な情報をいただいて、足りない部分、あるいは実際の小説の中での描写などは打ち合わせをしながら補完していくという感じでしたね。
青田 結構、細かい質問をたくさんもらいました。バイザーフォースという組織では何人くらいの人が働いているのか?とか、バイザーの武装のレイドレーザーはどれぐらい威力があって、何発くらい撃てるのか?とか。
神野 昔の、名もないメーカーのオリジナルトイについてくる冊子のようなものではなく、昭和時代のミクロマンのような「その作品から商品の魅力に入って貰う」ためにはディティールや世界観のリアリティラインを青田さんもこちらも納得出来るラインを見つける必要があったからなんです。
そこいら辺を適当にしてしまうと、小説としての魅力が落ちますし、それは最終的に商品の魅力を損なうことになりますから。
バイザーフォースの世界観
― 物語の舞台となるのは2040年代初頭の地球ですが、2045年に到来が予測されているシンギュラリティ(AIが人類の知能を超える技術的特異点)については意識されましたか?
青田 しました。作中ではコンピュータの高性能化が進んで、予測より少し早い2040年代初頭にシンギュラリティが到来してレイヴンが叛乱を起こすことになります。
― 物語の骨格として、人工知能レイヴンと反バイザー同盟の対立構造がありますが、反バイザー同盟とはどういう勢力なのでしょうか?
青田 小説では細かい説明を省いていますが、作中の世界には資金力や技術力で国家に匹敵するパワーを持った超巨大企業が4社存在していて、BIG4(ビッグフォー)と呼ばれています。
そのビッグフォーが、人工知能レイヴンを倒すためにお互い協力しましょう、ということで設立した国際企業間同盟が「反バイザー同盟」です。
― 現代なら国や国際機関で対処するような世界規模の問題を民間企業の同盟によって対処するわけですね。このあたりは、将来的に国家という枠組みが形骸化していくことを予想して、ということなのでしょうか?
青田 いえ、そうではなくて、ビッグフォーには自社工場をレイヴンにハッキングされて知らないうちに大量のバイザーを作らされてしまった、という過去の汚点があるんです。要は殺人ロボットを製造する片棒を担がされたわけで、世間から責任を追及されて厳しい立場におかれています。
バイザー軍団の反乱を早期に鎮圧して、利益を生み出す本業に集中したいというビッグフォーの思惑が一致した結果、4社の合同事業として反バイザー同盟が設立された、という感じです。
― 2040年代の世界を描くうえで難しかった点はありますか?
神野 20年後なので辛うじて今残っているものと、これから残るものの選別でしょうか。
青田 そういえばWi-Fiの話で盛り上がりましたね。
― 無線LANのWi-Fiですか? ?
青田 はい、主人公の省吾がバス停にいるときに、彼のスマホが公衆無線LANの電波を掴むシーンがあるんですが、2040年にWi-Fiってまだ使われてるのかな? という話になりまして。
神野さんは「まだWi-Fi 6が現役だろ」という主張で、私は「キャリアの6Gが全国をカバーしてるから公衆無線LANは消滅している」と主張してお互い一歩も譲らない。本筋には1ミリも関係ないところなんですけどね(笑)
― 結局どちらの主張が通ったんですか?
青田 それは読んでのお楽しみです(笑)
バイザーについて
― 作中に登場する知的自律型ロボット「バイザー」のメカ設定はロボマニアックスが担当したのでしょうか?
青田 そうです。ただ、主役機のヴァルキリーとラスボス機のヴェガの特殊な関係性というかストーリーと密接に関わる部分については神野さんと話しあって決めています。
― ヴァルキリーの描写が凛々しいというか神々しいですね。
青田 いいですよね。
神野 Webサイトでヴァルキリーの画像を見て、脳内補正しながら読むとより楽しめると思います。
『バイザーフォース』に登場する白銀のバイザー、ヴァルキリー
― 先ほどラスボス機のヴェガといわれましたが、ヴェガは本作に登場しているのでしょうか?
青田 正直わからないです(笑)。出てるのかもしれないし出てないかもしれない……排水管の中にいたヤツが実はヴェガだったりして。
― あれは弱すぎませんか?
青田 確かに(笑)。 ただ、「ヴェガ」という呼称は特定の機体を指すのではなくて、レイヴンがインストールされている機体の総称なんです。だから、ヴェガは外見では特定できないし、どこにいてもおかしくないし、何体いるかもよくわからない。
神野 そこはもう、作者が今種明かしすることではないので、読者の想像と鋭い推理に委ねると言うことでお願いします(笑)
― バイザーという架空の兵器を描くにあたって、工夫した箇所や苦労された点などはありますか?
神野 今と地続きの技術で作られた兵器でありながら、どこかに飛躍した要素を入れていかなければならない、という部分でしょうか。
青田 当初、私は同盟側のバイザーは人が乗り込んで操縦するタイプにしようと思っていたんですよ。ところが、最初の打ち合わせの時に神野さんにヴァルキリーのフィギュアをお見せしたら、「あー、これは人乗れませんね」って言われちゃって…。あれは地味に困りました(笑)。だから、リモートコックピットは神野さんのアイデアなんですよ。
神野 すみません。最初見せていただいたバイザーのトイを見て、(スケールは)何分の1ですか?と聞いた途端に、これは無理だと思って口に出してしまったら、青田さんが受け入れていただいて。
「そこは細かい事言わずに」と仰らないところがありがたかったです。逆にこれを入れて貰った以上、いいものを作らなきゃいけないなあ、と覚悟をしました。
― リモートコックピットというのはどういう概念なのでしょうか?
青田 操縦席が機体の外部にあるということです。レイヴンが作り出したバイザーというロボットの中にはVOSと呼ばれるOSがあって、AI(レイヴン)がそこにコマンドを打ち込んで操縦しています。
同盟は敵のバイザーを鹵獲して、AIの代わりに人間がコマンドを入力できるように改造するのですが、機体の中には人間が搭乗するスペースがないわけです。それで、VOSにコマンドを入力をするための小部屋というかカプセルみたいなものを機体から離れた場所に用意して、そこから操縦します。
― なるほど。しかし最近のロボットものに目を向けると、人が乗り込んで操縦するタイプが主流なように思います。
神野 そこに関してはドローン兵器のイメージもありました。二本足の人型兵器に人が乗る、というと転ぶだけで操縦者にもダメージが入るし、加速や旋回のダメージをどうするという処理は漫画は絵で見せられますから読者は気にしませんが、小説は体感させる部分が文章に入るんで難しい。
青田 そもそも、人工知能が自分をインストールする容れ物として作ったロボットですからね。人が乗るスペースがあると不自然なんですよね。
― バイザーの全高は6メートルということで、戦うロボットとしては小さいほうだと思いますがなぜこのサイズなんですか?
青田 これはいくつか理由があるんですが、一つは演出上の都合です。バイザーが作られた目的は人間の駆除ですから、バイザーは人間にとって問答無用で恐怖の対象であるべきなんです。昔話の鬼みたいなものですね。
鬼が金棒を振り回しながら猛スピードで追いかけてきたら怖いじゃないですか。バイザーにもそういう怖さを持たせたかったんですが、私の感覚だと身長が6メートルを超えたあたりから、そういう怖さが薄れていく気がします。
― 体が大きければ怖さが増すわけではないと?
青田 そうですね。お台場のガンダムを見に行ったことがあるんですが、あのくらいの大きさ(約18メートル)になるともはや「建造物」なんですよね。だから「倒れたら危ない」とか「下敷きになったら死んじゃう」という感覚が先に来ちゃって「コイツに追いかけられたら怖い」という感覚が湧いてこないんです。
― 逆にもっと小さくなる可能性もあったのでしょうか?ターミネーターは人間サイズですが、追いかけられたらかなり怖いですよね。
青田 これはもう一つの理由と関係しますが、バイザーが小さすぎると対戦車用兵器で鎮圧できてしまうんです。それだと話が終わっちゃうので、先に「バイザーには対戦車用砲弾が効かない」という制約を設けて、なぜ効かないのかという理由付けとして全高6m、重量9トンというサイズ感に落ち着きました。
― 物語の冒頭で、スマートシティを制御していた人工知能レイヴンが叛乱を起こします。人工知能の叛乱というのはいろいろな作品で使われてきたフォーマットですが、レイブンのモチーフとなった人工知能はあるのでしょうか?
神野 スカイネットやワンセブンのブレイン、というと余りにもまんまですが(笑)、むしろそこを下手にいじると全体の面白さに読者が視線をくれないだろうなと思ってあえてベタにしてます。
― 作中では、レイヴンの開発元が明らかにされていませんが、開発にはビッグフォーが関与しているのでしょうか?
青田 どうなんでしょう、神野さん?
神野 そこは私に振られても困ります!(笑)
― その辺は続編に期待ということですかね。
神野 一応色々考えて「後で使えるように」というような伏線とかは引いてありますが、最終的には青田さんの胸先三寸です(笑)
登場人物について
― 登場人物の性格設定は神野さんのご担当でしょうか?
青田 反バイザー同盟の指揮下にバイザーフォースという実働部隊があって、そこにバイザーライダーという職種というか役割の人がいる、という情報だけを神野さんにお伝えして、後は自由に(笑)
神野 ありがとうございます。お陰でかなり自由にやれました。
― 登場人物の年齢が全体的に高い印象を受けました。作中に具体的な年齢は出ませんが、経歴などから推測すると省吾が20代後半、大吾が30代半ばくらいでしょうか。
神野 大体そういうところではないでしょうか。あんまり細かく言ってしまうと読者の方の想像の幅を狭めるので(笑)
― ロボットものの主人公で三十路前というのはかなり高齢な部類に入ります。ガンダムのアムロは15歳ですから省吾の約半分です。大悟にいたっては30代半ばですから、ガンダムで同世代のキャラを探すと35歳のランバ・ラルくらいしか見当たりません。
神野・青田 ラルさん!(笑)
青田 ガンダムキャラの年齢設定も微妙な感じはしますけど…(笑)
御年35歳、ラルさんことランバ・ラル大尉
メガハウス ハイクオリティフィギュア「エクセレントモデル RAHDXG.A.NEOシリーズ」
(C)創通・サンライズ
― 読者層に合わせて、あえて高めの年齢設定をしているということでしょうか?
青田 そうですね、そこは私から念押しさせてもらいました。とにかく大人が活躍する話にしてくれと。子供は出すなと(笑)。
― それはどういった理由からなんでしょうか?
青田 これはもう、ロボマニアックスのメインのお客さんがいい大人だからです。ロボットものの物語には「よく事情を知らない少年が、たまたま近くにいたという理由で緊急避難的に主役ロボに乗り込んで、ビギナーズラックで敵を倒してしまったばっかりに、ラスボスを倒すまでパイロットの役目を押し付けられちゃう」という王道のフォーマットがありますよね。
もちろん、若い人たち向けにはそういう王道を行く作品が必要だと思うんですが、4、50年近く生きてる大人たちは、子供っていうのは問題を起こすことはあっても解決してくれることはほとんどないということを経験しているので(笑)、そういうフォーマットだと共感してもらえないと思ったんです。
― 今の発言はガンダムとエヴァに対する苦言と受けとってかまわないでしょうか?
青田 ちょっとやめてください! (笑)どちらも名作ですよ。私が言いたいのは、ロボマニアックスの製品は価格帯が大人向きだから、小説も大人に響くものにしたかった、ということです。苦言とかホント違いますからね。
神野 私はノーコメントです(笑)
― では少し切り口を変えます。本作はバイザーライダーの省吾とチーフエンジニアの大悟を中心にストーリーが展開していく「バディもの」という捉え方もできるのでしょうか?
青田 はい。最初の打ち合わせのときに「バディものでお願いします」と明確にリクエストした記憶があります。あと、ラブとエロは不要と念押しを(笑)
神野 そこは大事なオーダー部分なので、厳守しました。私の作品にはそういう部分を期待する向きもありますが今回はストイックに(笑)
― ラブとエロは不要ですか? そういった要素を求める読者もいるように思いますが?
青田 この作品に関しては不要です。神野さんが他の作品でそういった要素が強めのピッチピチのハイレグボディスーツを纏った女怪人の姉妹が活躍する名作を書いていらっしゃるので、そちらを読んでいただければいいかと。
神野 御宣伝ありがとうございます。『幼なじみが反対しますが秘密結社を廃業することにしました 』というタイトルで講談社ラノベ文庫から出てます(笑)。
幼なじみが反対しますが秘密結社を廃業することにしました (講談社ラノベ文庫)
― バディものについても『相棒』ですとか『あぶない刑事』とか、国内外に多くの作品がありますが、省吾と大悟のバディ関係を描くうえで参考にした作品はありますか ?
神野 「冷静な指揮官タイプと、未熟な熱血漢キャラ」コンビ、国内ドラマだとあまり見かけないんですが、時代劇だと「剣客商売」の秋山親子、必殺シリーズの主水と若い仲間との関係とか、海外ドラマだと「超音速ヘリ・エアーウルフ」とか「華麗な探偵ピート&マック」あたりでしょうか。あ、でも本家ゲッターロボのリョウと隼人がそんな関係ですね(笑)アークでは隼人が随分老成しちゃいましたけど……とこれは脱線でした(笑)
― バディものの場合、主役の2人は正反対の性格を持つことが多いですが、省吾と大悟のどちらに感情移入しやすいですか ?
青田 私は省吾ですかね。初対面の人にタメ口とか無理ですからね(笑)。大悟みたいに「職場の全員にピザをおごる」とかも、できたらかっこいいんでしょうけどできないですね。そういう人が近くにいてくれたらうれしいですけど。
神野 小説家としては大悟が楽ですかね。省吾は熱血漢だけど最近定番化した熱血イコール馬鹿にしないために色々気を遣うので(笑)
― お気に入りのキャラクターを1人選ぶとしたら誰ですか?
青田 (少し考えて)蓮丈さんかな?強い女性には惹かれるものがありますね。
神野 うちは誰なんだろう?書いているとどんなキャラにも愛着が湧いてしまうので……いや日和見というわけじゃないです(笑)
今後について
― Web小説『バイザーフォース』を発表しての反響はいかがでしょうか?
青田 まだ細かくは把握できてないんですが、アクセス数はかなり伸びてますね。
― 続編の予定はありますか?
神野 出来ればやりたいところですが、こればかりはラグナロイド自体の売れ行きと青田さんのご判断にお任せするしか(笑)
青田 まだヴェガが出てきてないですからね……いや、出てるかもしれないですね。排水管の中のヤツ(笑)。
まあ、冗談は抜きにして、本作では味方機がヴァルキリー1機しかいませんでしたから、今回鹵獲した敵バイザーが改造されて味方機として配備されるような展開も面白いかもしれないですね。
神野 それはもう是非やりたいですね。省吾に後輩が出来るという(笑)2人目、3人目のバイザーライダーがどんなキャラクターなのか、と考えるとワクワクしてきます。
― ワクワクしますね。ぜひ読みたいです。どうすれば続編が製作されますか?
青田 それはとにかく、製品(ラグナロイド)が売れることですよね(笑)。
― なるほど。読者の皆様、ここは是非続編の製作に向けて、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
では、お二人とも本日はありがとうございました。
神野・青田 ありがとうございました!
<聞き手:ロボマニアックス広報室>
神野オキナ
小説家
1970年 沖縄県生まれ。代表作『あそびにいくヨ!』シリーズはゲーム、コミック、アニメと様々な形でメディア化され、国内外に多くのファンを持つ。
2024年2月からコミックNewtypeで連載が開始された『デモン・ガールズ・ガーディアンズ』の原作を担当。
青田直也
ロボマニアックス代表
1973年 福島県生まれ。2017年にホビーブランド「ロボマニアックス」を立ち上げ、マンガやアニメには登場しない「オリロボ」を国内外で見つけ、模型化することを生業としている。